ダイエットの効率を高めてくれる、魔法の粉として人気なのが「イヌリン」と「難消化性デキストリン」です。
イヌリン or難消化性デキストリン

どちらも同じような機能を持っているのですが、きちんと使い分けをする事でダイエットを効果的に進めることができます。
イヌリンと難消化性デキストリンの効果
イヌリンも難消化性デキストリンも、どちらも水溶性食物繊維です。
そして、同じ機能を持っています。
それぞれの機能
- 食事に含まれる糖質の吸収を抑える。
- 食事に含まれる脂肪の吸収を抑える。
- お腹の調子を整える。
イヌリンと難消化性デキストリンは両方とも食物繊維だから、サラダ・野菜などを食べる機会が少ないという感じる人にオススメ。
イヌリンと難消化性デキストリンは、どちらも植物成分由来だから安心の成分。
イヌリンは菊芋やごぼうに含まれている成分です。
難消化性デキストリンは自然界にほとんどありませんが、ジャガイモやとうもろこしを加工することで作っています。
両方とも効果は似ており、糖質制限ダイエット中に嬉しい効果を持っています。
- 血糖値の上昇・脂肪の吸収を穏やかにし、太りにくくする
- 腸内環境を良くし、お通じを改善
血糖値が上がるのを抑えて、脂肪の吸収を穏やかにする効果は、ダイエットしたい人の強い味方。
そして、糖質制限で悩みがちな腸内環境を良くしてれるので、便秘している人にもおすすめです!
イヌリンと難消化性デキストリンの違いを比較
ほとんど同じような働きをする「イヌリン」と「難消化性デキストリン」の2つですが、どこに違いがあるのでしょうか。
目安量が違う!
「イヌリン」と「難消化性デキストリン」は、目安量が異なるます。
難消化性デキストリン:5gの摂取で、上記3つの効果が得られます。
つまり、難消化性デキストリンはイヌリンよりも、少量で効果を発揮してくれますね。
一方で、イヌリンは難消化性デキストリンよりも、「ダイエット」の機能については推奨量が多いです。
お腹の調子を整える整腸作用
→4.5g
食後の血糖値の上昇をゆるやかにする
血中の中性脂肪を低下させる
→9g
イヌリンは善玉菌のエサとなって、善玉菌を増やす効果が非常に高いので、お通じがきになる人にオススメです。
一方で、難消化性デキストリンは、イヌリンと比較してダイエット効果が高いので、糖質がきになる人にオススメです。
使いやすさが違う!
どちらも白い粉状で、飲み物などに混ぜて使うことができます。
イヌリンは、お湯に溶けますが、常温では少々溶けにくいです。
一方、難消化性デキストリンは、冷水でも問題なく溶けます。
また味にも違いがあります。
イヌリンは少し甘みがあります。
お茶に入れて飲んでいますが、味は気になりません。
一方で、難消化性デキストリンは、無味・無臭です。
価格は同じ
「イヌリン」と「難消化性デキストリン」は、価格は同じです。
イヌリンも難消化性デキストリンもは900円/500g前後で買えます。
500gもあれば、2〜3ヶ月分に相当するので、非常にコスパが良いですね。
どちらを選べばいいの?【イヌリンと難消化性デキストリン】
イヌリン・難消化性デキストリン、どっちの水溶性食物繊維を選べばいいのでしょうか?
答えは、目的によります。
イヌリン
→お通じが気になる人向けです。
また、糖質制限ダイエットで痩せにくくなってきた人にもオススメです。
イヌリンには体内で痩せ菌を増やし、痩せ体質に変えてくれると考えられています。
というのも、イヌリンがビフィズス菌などの腸内細菌のエサになり、腸内細菌が作り出した短鎖脂肪酸という物質が非常に良い働きをします。
短鎖脂肪酸には、ダイエットに最適な3つの機能があるんです。
短鎖脂肪酸のもつ機能
- 腸の運動が促し、お通じの量を増加させる
- 腸にあるホルモンを出す細胞を刺激してインスリンが生産され、血糖値の上昇を抑制
- 食欲中枢に作用して食欲を抑制
難消化性デキストリン
→難消化性デキストリンを使うのは、外食をするときにオススメです。
難消化性デキストリンはイヌリンよりも、効果的に血糖値が上がるのを抑えてくれ、脂肪が吸収されるスピードを遅くしてくれます。
ですから外食で、糖・脂肪の高い食事をするときに、事前に飲んでくださいね。
そんな時に役立つのが、大塚製薬 賢者の食卓が有名ですね。
大塚製薬 賢者の食卓は、難消化性デキストリンなんです。
小分けタイプを常備しています。
飲み方と注意点
飲むタイミングは、食事と一緒がベストです。
イヌリンや難消化性デキストリンは食事に含まれる糖や脂肪の吸収を遅らせます。
逆に、食後に飲んでも効果は半減です。
まとめ
イヌリンも難消化性デキストリンも、水溶性食物繊維です。
炭水化物を控えると、どうしても食物繊維が足りなくなりやすく、便秘に悩んでいる・ダイエットしたいと思っている方に、ピッタリの栄養素。
イヌリンも難消化性デキストリンも基本的には、機能・価格に大きな違いがないので、好きな方をチョイスしましょう。
ただ、効果がある人とない人の個人差があります。
イヌリンは効果があったが、難消化性デキストリンは効果がない方、その逆のパターンの方、または残念ながら全く効果のない方もいます。
(全く効果のない場合は、便秘の原因が「食物繊維不足」ではない。という可能性が高いです。)
どちらも効果があるようであれば、個人的には、ダイエット効果と整腸効果の高いイヌリンをメインに使いましょう。
一方で、外食のときに備えて、個包装された難消化性デキストリンを携帯するのをオススメします。