食品パッケージに「無糖」・「糖類ゼロ」などの表現が書かれていても、糖質ゼロでは無いので要注意!
編集部
砂糖が入っていないだけど、砂糖ではない別の糖質が入っていることはほとんどだよ。
具体的に、「無糖」・「糖類ゼロ」の表記でも、どうして糖質が入っているか?を説明しましょう。
糖質制限ダイエット中だと「糖類ゼロ」と書いていたらついつい買っちゃうけど、糖類と糖質が別物だから気をつけないといけません。
糖質
・・・様々な種類の糖を指す言葉。
ご飯に含まれるデンプンや、ローカロリーなエリスリトールも糖質の一種です。
糖質は糖質制限ダイエットで避けるべき成分ですね。
糖類
・・・糖質の一部のみを指しています。
二糖類(砂糖、乳糖、麦芽糖)、単糖(ブドウ糖、果糖)のみを糖類を言います。
つまり、図にすると以下の関係であり、炭水化物>糖質>糖類の関係になっています。
画像引用元:糖質も糖類も 砂糖ってことじゃないの?
糖類ゼロ!、糖質ゼロ!の2つは漢字は似ていますが、意味は全然違います。
糖類ゼロだと、糖質が入っているかもしれません。
糖類ゼロ、糖質ゼロという表現は法律でゆる〜〜くしか決まっていません。
そのため、糖類ゼロと書いてあっても、糖質は全然ゼロじゃないということです。
糖質ゼロの発泡酒でも、1本飲んだら結構な糖質に?
糖質ゼロと書いていても、糖質が結構入っていることもあるんです。
例えば、糖質ゼロのチューハイを飲んだとしましょう。
糖質0でも100mlあたり糖質が0.4g入っているかも知れません。
そのため、500mlの缶を飲んだ場合、糖質が2g入っていることになります。
糖質0だから、糖質オフだからと思って食品を食べていると、知らない間に「糖質」をたくさん摂取していたということも。
今回は飲み物で考えましたが、食べ物の場合は隠れ糖質は非常に多いです。
糖アルコールは糖質ですが、糖類に分類されないので「糖類ゼロ」ということができます。
例えば、ロッテのゼロというチョコレートは、砂糖0・糖類0がコンセプトのチョコレートです。
ロッテのゼロは糖類は0gですが、糖質は20g入ってます。
なぜなら、砂糖の代わりにマルチトールが使われています。
マルチトールは糖類(単糖、二糖類)ではなく、糖質である糖アルコールに分類されるから、糖類0gで糖質20gという事になってます。
おまけに、マルチトールは血糖値もあげるし、カロリーもあるから、糖質制限ダイエット的には避けたい糖質です。
そのため、糖類ゼロという表記を見ても、安易に飛びつかないようにしたいものです。
糖質を避けるのは、栄養成分を見よう!
糖質を避けるのは、栄養成分をきちんとみることです。
栄養成分はパッケージの裏側にあるので、しっかりと確認して「糖質」の文字を見ましょう。
パッケージの表側には良いことしか書かないので、裏側の事実をしっかりと見てください。
法律では「糖質」の記載は義務表示では無いので、書いていないことの方が多いです。
そんな時は、炭水化物=糖質と思っていただいて結構です。
正確には、炭水化物=糖質+食物繊維の合算なので、食物繊維が多いと思われる場合は注意してくださいね。
まとめ
紛らわしい、糖質と糖類の違いをお話をしました。
肝心なことは、糖質0gを糖質0gと勘違いしないことが大切です。
糖類0gだと糖質がたっぷり入っていることもあるので、血糖値がぎゅ〜んと上がってしまうことも・・・・。
そんな悲劇を避けるためにも、栄養成分をしっかり見る癖をつけることが大切です。